無痛治療とは
当院では患者さんができるだけ痛みを感じることがないように最新の配慮をいたしております。特に麻酔に関しては以下のように多くの種類をそろえて、患者さんの症状にあわせ、最も適切と思われるものを使用して効果をあげています。(使用する薬剤は基本的に同じです)
歯根膜内麻酔
麻酔は通常歯肉にうちますが、麻酔が効くためには歯肉→歯を支えている骨(歯槽骨)→歯という経路を経てやっとその効果が現れます。そのため、下顎の奥歯など骨が厚かったり硬かったりする部位は通常の浸潤麻酔が効きにくい場合が多いのです。歯根膜内麻酔は歯と歯ぐきの隙間に軒先を入れ直接歯に麻酔を行うものです。特徴は効果が非常に早く、必要な薬液の量は通常のものと比べて少なく抑えることができます。
伝達麻酔
歯根膜麻酔のところでも説明しましたが、下の奥歯は非常に麻酔が効きにくいところです。横を向いた親知らすなど抜歯が必要な場合には、伝達麻酔が必要となります。これは神経のおおもとに麻酔を効かせることで広範囲に十分な麻酔の効果を期待するものです。
バイブラジェクト
注射器に振動を与えるこのバイブラジェクトによって、針を刺すときの痛みも注射液を注入するときの痛みも抑えることができるという優れものです。現在、当院で麻酔を行うほとんどのケースで、無痛治療の代表としてこのバイブラジェクトを使用しています。