定期検診(メンテナンス)はなぜ必要なのでしょう
歯周病は再発が多い病気と言われています。その理由の一つにメンテナンスを受ける習慣が日本人には定着していないことがあげられます。歯周治療が終了しても、きちんとした管理ができていなければ再発してしまいます。
歯周病の治療中や治療終了直後は、歯周病菌が非常に少なくなっています。しかし自己の管理が充分でないと再び歯周病菌が増殖し再発を起こしてしまうのです。
アメリカ歯周病学会では、歯周病のメンテナンスを「歯周病の治療の延長であり、歯周組織に対する定期的評価と予防処置を続けることである。そしてその結果、新しいあるいは再発する異常や疾患を早期に発見し、治療しようとすることである。」としています。
難しい言葉の定義ですが、つまり簡単に言うとメンテナンスは必要不可欠でそのメンテナンスには終わりが無いと言うことです。
しかし当院では自宅における自己メンテナンスを推奨し、これをセルフメンテナンスと呼んでいます。
セルフメンテナンスになった患者様は事実上、院内のメンテナンス終了としております。そのセルフメンテナンスに導くまでをプロメンテナンス期間とし、口腔内自己管理までのお手伝いをしています。これにより「自分で本当に管理できているのだろうか?」という不安を解消していただきたいと思います。
詳しいことは当院担当医またはスタッフにお尋ねください。